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配当性向と配当利回りの違いは何ですか?

配当性向は企業の配当政策が反映された指標ですが、配当性向が高いからといって配当利回りが高いわけではありません。 投資家としては、株主を重視している企業に投資を行いたいですが同時に配当利回りも確保したいものです。 配当性向と配当利回りどちらかだけで投資判断するのではなく両方を組み合わせて分析をするのがよいぞ! 配当利回りが高いからといって、配当性向が90%を超えているような状態であれば現在の配当水準がピークです。 今後大幅な増配は見込めないでしょう。 むしろ減配の可能性の方が高いかもしれません。 現時点で配当利回りがそれほど高くなくとも現在の配当性向が低く会社側が配当性向を高めていくと公言しているような場合は魅力的です。

配当利回りが高い株とは!?

配当利回りが高いということは、投資金額に対して多くの配当金を得られるため、狙い目の株式だと言えます。 例として、配当利回り1%の銘柄Aと配当利回り1.5%の銘柄Bを比較した場合の合計配当金を見てみましょう。 *実際は100株単位での保有になります。 銘柄Bの方が株価は高いですが、配当利回りを比較すると銘柄Bの方がお得という結果になりました。 とはいえ実際に株式投資をする場合は、 ビジネスモデルや事業環境等も踏まえて 投資先を選びましょう。 配当と株価の関係性によって、配当利回りが導き出せるんだね! 配当利回りの高い「高配当株」について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。 【配当王】アメリカのおすすめ高配当株10選でインカムゲインを狙おう! 永久に持っておきたい米国株を紹介

配当性向が高いと投資に適していますか?

配当性向が高いほど純利益の多くを配当として支払っているということになります。 ですので、配当性向が高いほど株主還元に積極的であるという見方もできます。 しかし、必ずしも配当性向が高い=投資に適しているということではないんじゃ! 企業が成長していくには設備投資や新技術の開発など費用を伴う投資・研究開発を行っていく必要があります。 純利益の大部分を配当として支払ってしまうと成長投資に回す資金が少なくなってしまいます。 成長段階にある企業であれば配当性向を低くする傾向にあります。 利益を成長投資に回した方が将来的には利益も大きくなり株式投資としても良い結果になるということは多いのです。 株価は『1株あたりEPS』と『PER』の掛け合わせじゃからな! 成長してEPSが上昇すれば株価も上昇するぞ!

成長企業に配当金は出さない方がいいですか?

成長企業であればはっきりいって配当金は出さない方がよいです。 Keyとなるのは税金と複利です。 以下具体的に成長企業Aの例を用いてお伝えしていきたいと思います。 (※)予想PERは1年後のEPSを基準とします。 まずは配当性向が30%と日本企業の平均の場合を考えてみます。 すると純利益、EPS、配当金の今後5年間の推移は以下となります。 (※) 5年目時点の株価算出のため純利益とEPSは6年目まで算出します。 1株保有していた場合の最終的な投資利益は以下となります。 では配当金を出さない場合の5年後の投資家リターンについて見てみましょう。 (※) 同じく5年目時点の株価算出のため純利益とEPSは6年目まで算出します。 投資家のリターンは株価の値上がり益だけです。

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